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四季の杜保育園
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主要用途:保育園
構造:木造
構造設計:オーノJAPAN
施工:昭和建設
所在地:茨城
竣工:2013
撮影:中村絵
既設保育園に0~2歳児を受け入れる新園舎を増設する計画。一般的に保育室は大きな部屋を区切らずフレキシブルに使う、という提案が多い。しかし住宅がそうで あるように、本来生活の行為と場所には対応関係があり、同じ場所で日々の習慣を繰り返される。0~2歳は、手洗い・食事・排便・お昼寝等、生活習慣を身につけ る時期である。そこで本計画では各行為に対応した小さな部屋をたくさんつくることにした。これらの部屋とその間に生まれるスペースを合わせて保育室とする。小部屋は短辺・長辺の向きを交互に変えながら規則的に並べる。これにより隙間のスペースがゆるやかに繋がった。その上に全体をつつむ大きな屋根を浮かべる。ほど よく囲われながらも、全方向に隙間があり、外とのつながりを感じられる。隙間から子供達のもとへ届く光はバウンドしながら柔らく変換され、風は隙間をぬって緩 やかに流れる。保育の空間として使いやすく、環境性能にもすぐれた空間が得られた。
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