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世田谷の家

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主要用途:住宅

構造:木造

構造設計:間藤構造設計事務所

施工:渡辺富工務店

所在地:東京

竣工:2014
撮影:小川重雄

都心に建つ木造3階建ての住宅。敷地面積は14坪、前面は幅4Mの袋小路状道路で、隣家との距離は近い。建築面積は8.5坪となる。平面的な広がりに限りがあり、 かつ密集地という状況のもと、外部環境との接続をいかにコントロールするか、が主題となった。南側の接道面に3層にわたる外部吹抜けを挿入した。この吹抜けが 外側の世界との接点である。吹抜けに対して単純に大きな開口を空けるだけでは緩衝帯としての性能が落ちる。そこで開口部に日射と視線をコントロールするフィン を設置した。フィンの角度は太陽高度をふまえて決めてあり、夏の日射と見上げの視線をカットし、冬場の光と熱を取り入れる。内部は取り入れた光と風を最大限に活かすように、床をずらし、隙間をあけ、空間の一体性を高めるように断面を決定してた。

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